適応障害と暴力

適応障害と暴力

適応障害は外出をすることさえ恐怖に感じたり、不安から解放するためにパチンコ、競馬などのギャンブルや買い物にハマることもあります。

 

それだけで済めばいいのですが、人によっては突然暴力的になる人もいます。

 

適応障害になると人は暴力的な行動を起こしてしまうのか。

 

見てみることにしましょう。

 

未成年の場合

学級崩壊・家庭内暴力的・いじめ・万引きやひったくりなどの窃盗行為など起こす未成年の問題は「キレる10代」として社会現象になりました。

 

あれから20年ぐらいキレる原因を突き止め学校にカウンセラーをおくなど対応が時代の流れによって変わってきました。

 

また、キレる原因からいろいろな研究が行われ適応障害という認識が少しずつ社会に広がってきています。

 

暴力的に行う原因もストレスからの解消や良い子を演じるプレッシャーなどの見えないSOSを送っていることだと分かるようになってきました。

 

しかし、突然両親の知らない場所で暴力的に走る我が子を受け入れることができずに両親の心の負担が大きく共倒れになる恐れがあるでしょう。

 

適応障害として早めに診断されていれば、いじめで自ら命を落とす子も少なく済んだかもしれないと思うととても心が痛みます。

 

また、キレる10代と問題視された20年前よりもえげつないやり方で人を傷つけているのが「ネットいじめ」です。

 

ストレスの逃げからネットでターゲットを見つけて炎上させるのも目に見えない「暴力」を日々行っていることは恐ろしいことです。

 

適応障害者は自分が悪いことをしてるとは思っておらず、今の状況から逃げたいために行っていると認識しているため、客観的から見ると「タチが悪い」と思います。

 

最近は成人並みの事件を起こす未成年の事件に心が痛みます。

 

彼らも自分のおかれている状況に苦しんで自分を守るために犯罪を犯しているんだとと思うと・・彼らをケアする何かはなかったのかと悔やむばかりです。

 

成人の場合

成人の場合の暴力的な行為は犯罪行為に走るケースもあり、適応障害の通過経過をよく見守らないと人生を棒にふってしまうことも。

 

これらの行為を反社会性パーソナリティ障害として診断されるケースもあり18歳以上に適用されます。

 

未成年の違う点は未成年は自分の苦しみを周囲にわかってもらうためのサインですが、成人の暴力的行為には「やけくそ、自暴自棄、自分は生きていても価値がない人間」と認識しているため、周囲がサポートしてもサポートする以上に暴力的な行為に走ってしまうのです。


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