適応障害の人に多い独り言

独り言とは

独り言とは、会話の相手が存在しないにもかかわらず発語を伴う言葉を口にする行為のことです。独り言が多い人は精神的に不安定な状態にある傾向にあります。

自分に不安を抱えている人は、不安を解消する為に声に出して再確認をするという方法をとります。それが独り言になり、声を出す事によって不安を解消させようとする傾向にあります。また、周囲にアピールをするというのも目的のひとつにあります。独り言をコミュニケーションだと思っている場合がありますので、こうした考えを持っている場合には注意が必要です。

また、考え事をしている場合に頭の中で整理しきれない時に思わず言葉として発してしまうケースもあります。また、環境によりますがしゃべる相手がいない状況の中では会話が無い為に独り言を言う事があります。老人に独り言が多いのは、周りにしゃべる相手がいないことが原因だと考えられています。

その他に、精神的に不安定な状況なのにも関わらず、人に助けを求める事が恥ずかしいと思ったり、プライドが邪魔をして助けを求める事が出来ないといった場合に、相手に理解をしてもらおうとする行動が独り言となって、現れるのです。

適応障害と独り言について

独り言が大声で酷い場合に考えられる病気というものがあります。基本的にメンタル的ストレスが原因とされていますが、統合失調症、トゥレット障害、アルツハイマー型認知症、うつ病、アスペルガー症候群といった病気が有名ですが、適応障害の方も同じように独り言を発する事があります。

適応障害はストレスが原因で発症する病気の一つです。独り言を発することにより不安な気持ちや精神的な安定を図ろうとする傾向にあります。また、ストレス発散が苦手だったり、コミュニケーションをとるのが苦手という場合にも日々、ストレスを溜め込んでいる可能性があります。

そのような状況を回避するための1つの手段として、独り言という形で不安解消をしようという表れの1つです。

適応障害の人に多い独り言