適応障害の人が感じる絶望感

絶望感とは

絶望感とは希望が全くなくなったという気持ちです。望みが絶たれてしまい、どうにもならないという思いになります。鬱病をはじめとする精神疾患病の中の多くには、絶望感という感情を抱く人も多くいます。環境に適応できない為に、ストレスを感じてしまいそれが原因でおこる症状の中に、絶望感という感情を抱いてしまうというのも、症状の1つです。

色々な文献などを見ていると、何事もネガティブに捕えずにポジティブに捕えましょうといったアドバイスが書かれているものを見かけます。しかし、絶望感を感じている人にそのような事を言ったとしても、さらに追い討ちをかけてしまう可能性がありますので注意をしなければいけません。

適応障害と絶望感

適応障害の中でも抑うつ気分を伴う場合には、憂鬱感や涙もろくなったり、思考力判断力の低下や、イライラして物に当たるなどの感情のコントロールが難しくなるなどの症状が出ます。絶望感を感じてしまった場合には、その状況が変わらない限り問題は解決しないと言う事です。

生きていく上で、人とのコミュニケーションは欠かす事が出来ません。しかし、周囲の人と上手く打ち解ける事が出来ない為に、仲間から孤立してしまうと情緒面では不安定になります。こうした適応障害の状況が悪化すると、慢性的な抑うつ状態にもなりかねません。また、根本的な問題を解決しなければ絶望感から抜け出す事もないでしょう。

絶望感を抱いている人の対応で気をつけなければいけないことは、無理に「前向きに」という態度をとってしまい、ストレスを溜め込んでしまい、精神的疲労が蓄積されて感情が爆発してしまう可能性があると言う事です。突然、イライラしてしまい物にあったってしまうなど場所や状況を考えずに行動をおこしてしまう可能性があります。

適応障害の人が感じる絶望感