適応障害の人がおこす迷惑行動
適応障害の場合、症状が悪化して自分でも抑えきれない行為の障害をおこしてしまうことがあります。適応障害の原因となっているストレスが形を変えて行為障害となって発祥するケースです。症状としては泣き叫んだり、大声でわめいたり、ふて寝をしたり、最悪な場合としては暴力行為、迷惑行為、破損行為、違法行為などを行う事があります。
適応障害を発症する前までは、常識をわきまえた人だったのに適応障害になってしまった途端、塞ぎこんでしまった。さらに、今までは見せなかったような態度(暴力や暴れだす)を見せると言う事は良く有ります。こうしたケースは、自分が行っている事が、迷惑をかけている行動だと十分認識しているのですが抑えきれないというのが実態です。自分の感情がコントロールできなくなってしまっているのです。
行為の障害になる要因とは
行為の障害を引き起こす要因は感情の乱れになります。例えば、物事を投げやったり、焦る感じがしたり、怒りが生じたりこのような感情が自分ではコントロールできなくなるとエスカレートして行為の障害へと進んでしまいます。自分の生きている価値が見出せなかったり、会社辞めちゃってもよいよなというような投げやりな気分では、自分自身を低く評価してしまいます。
また、自分の思ったとおりにならないことで焦ってしまい、感情が抑えきれずに行為障害へと発展していきます。怒りについては、なんでもない事にたいしていらだったり、普通の人ならなんでもないようなことで異常におこったり、突然切れる(逆切れ)を起こしたりということです。このような感情の高揚により、感情コントロールが出来ずに行為の障害へと進んでいきます。
具体的な行為障害の例としては、迷惑行為や暴力行動、破壊行動、反社会的行為は違反行為をおこします。街中での騒音、暴走行為、ケンカ、家庭内暴力、友人への暴言、虐待などです。