原因不明の体調不良は適応障害なのかも
原因不明の体調不良
頭痛や胃痛、めまい、立ちくらみなどなどが生じた場合、多くの人が医療機関に受診すると思います。しかし、風邪薬や自覚症状を緩和するための薬を処方されたものの、何週間経っても、何カ月経っても改善されないということって普通の人ではなかなか考えにくいことです。しかし、うつ病や適応障害は、目に見えない病気なので自覚症状のみで、医学的根拠はなく治療が滞ってしまうことも少なくありません。
適応障害と体調不良
適応障害の症状にも体調不良をきたすことがあります。もちろん、精神的な疾患なので身体のどこかが悪いわけではありません。原因不明の症状で内科的治療を受けている方は、ご自身の生活を振り返り、生活環境の変化や人間関係の不調和、仕事や学校でのストレスがないかを考えてみましょう。
ストレスを抱えているのであれば、それが原因となってしまっていることも考えられます。適応障害の症状の出方は人それぞれ違うので、身体の不調から出てくる人もいます。万が一、治療しているのに治らない症状がある場合は、精神科病院から心療内科を受診することをおすすめします。
適応障害の症状はどうやって改善される?
適応障害で生じる身体的な症状は薬物療法と休養で改善されるのが一般的です。適応障害は自律神経も関わっているので、この障害を改善することで自律神経の失調状態で起こる身体的不調和は改善されることがほとんどだと言われています。
特に、ストレス状態から解放されると症状が緩和されるのもこの障害の特長なので、ストレスフリーな環境を作ることをおすすめします。また、定期検診や自己判断による服薬の中止は、治療の妨げになりかねないので医師と相談しながら考えていくことが大切です。
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