間違えられやすい適応障害とうつ病の違い
うつ病と適応障害は違う?
うつ病と適応障害には似ているような症状がいくつかあります。適応障害が原因で学校や職場に行くことができなくなった場合、身体がきつくて朝起きることができないという場合、うつ病の症状と何ら変わりがありません。しかし、うつ病の人は、うつ症状がでている期間、継続的にうつの症状が出現します。
しかし、適応障害の場合には、ある特定のストレスの要因になっている事柄や出来事を目の当たりにした場合だったり、職場や学校に行く時間のみにうつのような症状が出るものの、その他の場面ではそのような症状が出ることがほとんどありません。しかし、適応障害からうつ病に移行することは十分にあり得るので注意が必要です。
新型うつ病と適応障害
新型うつ病は従来型のうつ病と異なり、自分の嫌なことや苦手なことを目の当たりにすると症状が出るうつ病です。ストレスの原因となることに遭遇することで症状がでます。
実は新型うつ病と適応障害とは、同じ扱いがされているようです。しかし、十分に重度のうつ病を発症する可能性も高い精神疾患ですので自己管理と周囲の人の配慮が必要です。
適応障害とうつ病の症状
上述したように、新型うつ病とも分類される適応障害ですが、都合の良い時に症状が出るので、周囲からは甘えや怠けと誤解されやすいことも、この障害の生活のしづらさです。
具体的な例としては以下のようになります。
- 仕事でストレスを抱える。
- ストレスから、欠勤や遅刻、体調不良をきたす。
- 仕事を休むと連絡する。
- 自宅で元気に過ごす。ゲームをしたり自分の趣味に没頭できる。
- 元気な姿を他人に見られると誤解される。
- 人から信頼を失う
- 居場所がない
- 職場に居づらくなる
- 退職
本人は、本当に辛くきつい思いをしていても周囲の理解がないと上記のような悪循環を繰り返してしまいます。
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