幼児の適応障害

幼児の適応障害

適応障害とは、思い通りにならないことがあるときなどのストレスが、普通よりも強く、日常生活に支障があるような障害です。

 

大人がなるイメージのある適応障害ですが、幼児というような年代の子供でも、なることがあるのでしょうか。ここでは、幼児の適応障害について考えてみましょう。

 

幼児でも適応障害になるのか

適応障害は大人の障害だと思われがちですが、実は幼児くらいの子供でも適応障害になる可能性があります。そのくらいの子供が適応障害になるというイメージがないのは、なかなか発覚しづらいからかもしれません。

 

それは、幼児と言えるほどの子供だと、言語能力が発達していないため、自分の思っていること、辛い原因などをうまく伝えることができないためでしょう。自分が嫌だと思うこと、強くストレスを感じていることについて、周囲の大人に伝えて良いかどうかと悩んでいる場合もあります。

 

また、周囲の大人も、たとえ子供が適応障害になっていたとしても、子供のわがままだとかで片付けてしまうこともあるということも関係しているでしょう。

 

幼児の適応障害の症状

幼児の適応障害に気づくには、適応障害がどのような症状のものなのかを知ることが大切です。

 

例えば、退行症状というのですが、赤ちゃん返りをするようなことがあったり、幼稚園・保育園に行きたがらない、友達と話さなくなる・・・といったようなものです。

 

こういった場合は、頭ごなしに叱るよりも、どこにストレス源があるかに気づくことが重要です。

 

また、子供の適応障害では、適応障害になった原因に発達障害が関わっていることもあります。

 

たとえ幼児であっても、このような行動を取ることが日常になってしまった場合には、専門医に相談をしてみたほうがいいでしょう。


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