子供の適応障害
適応障害は大人だけではありません、子どもの頃から症状が現れることもあるのです。
そのきっかけというのが転校ではないでしょうか。
他県に転校すると、教科書、リコーダー、絵の具、お裁縫箱など転校先のクラスメートと違い子どもならではの症状の要因が教育の環境に存在しているのです。
転校先でおかしくなった子ども
小学5年で1年間とある県に転校したA子ちゃん。
以前は元気いっぱいでクラスメートと仲良く遊んでいました。
父親の転勤で隣県に引っ越し、待っていたのは転校先での「変化」でした。
馴染んだ教科書から新しい教科書、授業の内容が全く異なるためA子ちゃんは初めての変化に戸惑い、最初のうちはクラスメートも優しくしてくれました。
クラスメートとは違うリコーダーの色やお裁縫箱の人気キャラクターのイラスト付き絵の具を見て「自分達とは違う」とA子ちゃんのことをからかうようになりました。
毎日、毎日、いじられてとうとうA子ちゃんは学校を行くのを嫌がり、不登校になってしまったのです。
その後、A子ちゃんは親に連れられてメンタル科に受診した結果、適応障害と診断されました。
A子ちゃんというのは私の実体験です。親や先生は「メーカーが違うだけで、リコーダーや絵の具、裁縫道具は同じ」と認識されがちですが、子どもからすると「自分より違うタイプのを持つと他人扱い」をする傾向があるのです。
以前、問題になった学級崩壊。
原因を起こしている子どもの大半は中学受験を控えている「頭の良く、家ではおとなしい子」
良い子を演じないといけないストレスと受験への不安が学校で問題行為を起こしている状態が適応障害の行動として現れていると考えるようになりました。
不登校からの脱出
A子ちゃんとして紹介した私の実話には続きがあり、たまたま転校先に以前から入りたかった合唱部がありました。
入部のオーディションを受ける際に「あなたが合格することで1人はレギュラーを落ちることになる。あなたのやる気を見せてください」と言われ、自分の表現をできるだけ歌にぶつけました。結果は合格。
レギュラーを落ちた子は「イジリ」を楽しんでた子で、その子は部活を辞めてしまいました。
練習はキツかったけど、コンクールに向けて毎日遅くまで練習しているのが楽しく、学校へ行くこと=部活に出ること。に心が変換したらしく不登校から脱出に成功したのです。
大人になっても適応障害の症状が体に出てきてなかなか仕事が長続きしませんでしたが、「自分の居場所を見つける」楽しみが今の私の治療法となっています。
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