適応障害は怠けか
適応障害に限らず、精神疾患にかかっている人のことを、怠け病だと言いたがる人もいます。ですが、精神疾患だと専門医から診断があったのであれば、それは怠けではなく病気であり、真剣に向き合って治療を行う必要があるのです。
ここでは、適応障害がなぜ怠けだと言われるのか、それにどう対処すべきかなどを考えていきましょう。
適応障害は怠けなのか
前述のとおり、精神疾患にかかると、それを怠け病だという心ない人も世の中にはいます。そういう人は、精神疾患にかかったことがないため、その辛さがわからないのかもしれません。
適応障害で、怠けだと言われるかもしれない症状は、朝起きられなかったり、嫌なことから回避するような行動をとるといったようなことでしょう。
しかし、これらの行動は本人にとってはとても重大な問題です。朝、起き上がろうとしてもどうしても体がだるくて起き上がれないのは、それだけでもストレスになります。
また、嫌なことから回避するような行動をとると、自己嫌悪に陥りやすくなりますし、かといってその嫌なことを続けていると、動悸がしたり頭痛や胃痛がしたりという身体症状が現れてしまうのです。
そういった症状は、普通では起きない症状です。ですから、適応障害だと診断されたのであれば、それは怠けではなく、れっきとした病気だということを、本人も周囲も理解する必要があります。
適応障害の人に怠け病だという危険性
適応障害だと診断され、それを周囲に公表すると、もしかすると怠けではないのかと訊いてくる人もいるかもしれません。
しかし、それは危険なことです。何故なら、そういうことを言ってしまうことで、適応障害の患者さん本人も、自分が怠けているだけなのではないかと、自分を責め出してしまうからです。そして、もっと頑張ろうとしてしまうでしょう。ひょっとすると、治療を受けるのをやめてしまうかもしれません。
こんな状態を続けていると、適応障害が悪化して、うつ病などのもっと深刻で治療の難しい精神疾患になってしまうかもしれません。そうならないためにも、適応障害は怠けではないと本人も周囲も深く認識しなければならないのです。
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