適応障害と吐き気

体と心にダメージを与えて適応障害。ストレスは誰でも付いてくるものです。自分で分かっていてもストレスの原因に怒りを覚えてしまう要因の１つから生まれる適応障害の症状について見ていきましょう。

職場の上司に厳しい言葉で叱咤されたり、強いストレスに押しつぶされる時に起こってしまう症状でよく起こるのが吐き気。

ひどい時は午前中、トイレにこもっていることもありました。

吐き気の要因は、上司や先輩社員から仕事の指示や仕事の進捗状況を教えてほしい。という内容でも「また叱れる」と体に緊張感が走り、その緊張から吐き気に襲われる状態が起きているのです。

別に気持ち悪いわけではない、ただ上司や同僚、先輩との関わっていくのが怖く、この状態を自分ではどうすることもできずに八方ふさがりのまま心も体も大きなダメージを受けて「仕事を辞めたい」と心が支配されるのです。

そして周囲から「またトイレいったよ」という目が怖くてここから逃げ出したいと思うようになることが多いのです。

ただの気持ち悪いからくる吐き気とは違い、自分がおかれている環境に対応できずに心のSOSから来る吐き気を治療することは難しく、自分は本当にダメな人間だと思えば思うほど症状が悪化していきます。

1番の治療法はストレス負けてしまう自分を認めることだと思います。

認めてしまえば、「ストレスに弱い人なりの仕事のあり方、選択肢」が出てくるはずです。

家でやれる仕事や職を転々としても問題がない働き方など。

必ず突破口があるはずです。しかし、日本の働き方は正規の職に就いてないと生活できない環境なため、適応障害の治療をしながら生活できるかは少し疑問も覚えます。