適応障害と昼間の眠気

適応障害の方と睡眠

適応障害だと診断されたら、心と身体の休養をとることが最優先とされます。ここで重要なのが睡眠になりますが、適応障害の方は睡眠障害の症状を訴える方も少なく有りません。ストレスでおこるとされる適応障害ですが、メンタル的なダメージの回復は睡眠が重要です。

しかし、適応障害で起こる睡眠障害の具体的な例としては「漠然とした不安感で布団に入っても眠る事が出来ない」「神経が過敏になることで、夜中に何度も目が覚めてしまい再び眠る事が出来ない」「何か気にかかることが有り思っていたよりも早く目覚めてしまい、その後眠りに付く事が出来ない。」といった症状が上げられます。

こうした状況が続けば、当然ながら日常生活に支障をきたしてしまいます。不眠となっている原因を取り除くのが一番大切ですが「ストレスの原因となっているものを避ける」「環境や対人に対する適応能力を高める」「睡眠導入剤などのや抗不安薬など用いた薬物療法」といった方法で改善を試みると良いでしょう。

適応障害の人の昼間の眠気について

寝ても寝ても寝たりないというような症状も適応障害の1つです。当然昼間の眠気というのは勉強や仕事の効率に支障をきたします。周りの人からは「甘えている」「さぼっている。」といった評価をされてしまいがちですが、実は病気の症状の1つなのです。「原因不明の睡魔で仕事が出来ない。」と訴える人の中に、実は適応障害だったということもあります。昼間の眠気について感じたら、その裏には何か病気が隠されているかもしれないと言う事を頭の片隅に入れておきましょう。

また、その他に昼間に起こる原因についてですが、1つは睡眠障害による不眠から起こるものと抗不安薬などの副作用として眠気がおこるものの2種類が考えられます。とにかくストレスとなっている原因を取り除くというのが適応障害となってしまった原因を解決すると、昼間の眠気の症状が改善または治る可能性が高くなります。

適応障害と昼間の眠気