適応障害による欠勤

適応障害による欠勤

適応障害が「サボり癖」と言われてしまう理由の1つは欠勤だと思います。それも、いろいろと理由をつけて欠勤するからです。

 

適応障害は会社を欠勤しないといけないほど体は動かないどころか、動きたくない精神状態になっていると思います。

 

この苦しみは当事者しか分からず周囲からは「サボり癖」がついていた。と理解ができずにそのままの態度で見ているのです。

 

その態度が適応障害の症状を悪化させるという負のスパイラルに陥ってしまいます。

 

適応障害の欠勤

会社員になるとインフルエンザやノロウィルス、麻疹。家族のお葬式以外はほとんど休めません。

 

そんな環境の中で何かしら理由をつけて欠勤をする社員をいると部署の雰囲気も悪くなります。

 

雰囲気が家に居ても心がキャッチして朝、起きられない状態を引き起こしていると思います。

 

欠勤をするには何か理由があるのですが、納期で手一杯の職場は「欠勤している社員が悪い。」と片付けられることが多いでしょう。

 

少しリフレッシュをして職場にいっても欠勤したい理由が解決していないか限り、次の日欠勤するの繰り返しです。

 

とくにこのループが見られるのは派遣社員のような非正規社員が多いと思います。

 

直接雇用ではなく委託や契約期間だけの働き方はいとも簡単に無断欠勤ができますし、責任は派遣会社側に丸投げできるからです。

 

できれば、無駄欠勤をしないで契約満了までは働きたいと思って生活していますがなかなか難しいようです。

 

会社を退職すれば解決か?

「休むなら辞めればいいのに」と職場の人は言うでしょう。

 

適応障害の場合は一時的な解決しかならないかもしれません。

 

欠勤をする理由が会社全体であれば転職すればなんとかなります。しかし、人間関係がストレス因子として適応障害を引き起こしてしまっているのなら、退職してもすぐに仕事を探すことは難しいでしょう。

 

社員が無断欠勤をする職場であれば居心地の悪い環境であることは確かです。

 

部署は社内が環境を変えようと行動しなければ誰でも無断欠勤してしまう状況になりやすいののです。

 

終身雇用が崩壊して、成果主義や合理性を求めた結果が社員の心のケアをができないことが、適応障害などの精神障害を引き起こしている要因の1つです。