適応障害と仕事との関係は？

適応障害と仕事との関係は？

仕事をしている人こそ長引きがちな適応障害

適応障害の予後は良好だという話もありますが、実は「できるだけ早く治さないといけない」と焦る仕事をしている人たちに限って長引く傾向にある病気でもあります。

 

特に、仕事でのストレスで発症したケースは、休職をすることもすすめられますが、仕事を長期間休むってなかなかできません。頑張って辛い身体に鞭を打って仕事に行っても、思考が混乱してしまったり、パニックを起こしたり、具合が悪くなり動けなくなってしまい、周囲に迷惑をかけてしまうなんてこともあります。このようなことが繰り返されると会社にとっても、自分にとっても辛いもので対策を考えなければなりません。

 

適応障害で会社を辞める事例も…

適応障害を発症し、「会社に行きたくても行けない」、「1日頑張って行っても、毎日は続かない」、「休むのにも上司や同僚に気を使う」なんて悩みが絶えなくて辛い思いをする人も少なくありません。

 

無理をして行っても、休んでも反感を買う辛さ、本人にしかわからないでしょう。家族があるから、生活があるから、仕事を辞めるなんてことができないと言う人も少なくありませんが、自分の身体を守れない職場に居てはそれこそ、家庭が崩壊してしまいます。

 

治療に専念できる環境

仕事をしている人が、適応障害を発症し仕事を休むか継続するか、若しくは辞めるかを判断するのは、職場の環境次第だと思います。仕事をしながらでも、治療ができる環境にある職場、しっかり休養するように言ってくれる職場であれば、心強いと思います。

 

しかし、治療を認めないあるいは理解のない職場では先々のことを考えても、仕事を続けること事態不安を覚えるのではないかと思います。安心して働ける環境、それこそが早期の回復、再発予防、他の精神疾患などの予防にも繋がるのではないかと思います。