適応障害の部下
適応障害を持つ部下
適応障害に陥りやすいもしくは、適応障害になってしまう部下の傾向としては異動希望が激しい・仕事に熱中しすぎている・机や服装が乱れている・休み明けの遅刻や欠勤が増える・自分の評価をやたら気にする・外出を避ける・ちょっとした話でもムキになる・小さなミスをいつまでも気に病んでいる・頭痛や腹痛が続いている・決定したはずの話に不満をもらしたりむし返したりするという症状です。
適応障害だと診断されている場合には、まずは聞き役に徹します。そして受け入れるという事が重要です。そしてその話に共感し、決して励ましの言葉をかけないようにします。叱咤激励や慰めは逆に哀れみを感じてしまうことがあるので注意が必要です。
また、気分転換などにつれまわすというのは逆にストレスになってしまう可能性がありますので、本人から誘われない場合以外は飲みのお誘いなどは控えるようにしましょう。そして重要なのは回復を焦らずに、温かく見守る姿勢を心がけると言う事です。
上司の対応
適応障害の人への接し方や対応を知る上で、理解しておくべき事が3つあります。まず一つ目は、原因となるストレスが必ずあります。ストレスの下人は仕事であったり、育児であったり、人間関係だったり人それぞれです。しかし、職場で適応障害の部下を持つ場合には必ずしも職場のストレスだけで発症しているわけではないと言う事を頭に入れておかなければいけません。
また、真面目でストレスを感じやすいという人の場合には、ストレスを溜め込まないような環境を作ってあげると言う事も重要です。また、休職をして楽になったと思っていても、復職して同じ状況に陥ってしまう可能性もありますし、休職自体に罪悪感があったり、その期間に自己嫌悪に陥ったりと言う事も考えられます。職場の上司は、総合的な理解をしたうえでストレスを抱えにくい環境づくりをする必要があります。
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