適応障害と退職理由

適応障害と退職理由

適応障害を理由に退職

適応障害の患者さんのほとんどは、何が原因でストレスを感じているか、適応障害の書状が一番出現する場面を自覚しているでしょう。その原因が職場にある場合、同じ職場に復帰することを考えますか？それとも、身体が拒否している職場を離れますか？頭を抱えて悩む方がほとんどでしょう。

 

さて、適応障害を理由に退職したら何かデメリットはあるでしょうか？

 

適応障害で自主退職する場合には、退職金が減額される可能性があること、転職先を見つけなければならないこと、仕事を辞めると新たな環境で生きていかなければいけないというような点では不安が生じるでしょう。しかし、ご自分に過度なストレスを与える職場で生きていく上でもさまざまなリスクを背負うことになるということも含めて先のことを考える必要があります。

 

適応障害になったら会社から退職勧告が出た！

適応障害で休職をしていたら、ある日、会社から連絡がきて一度職場に来るように言われた。職場に行くと、「会社の復帰見込みが判断できないこと」、「今後の会社へ支障が懸念されること」などを理由に退職勧告を突き付けられたという人もいます。

 

突然の会社からの退職勧告で精神的なダメージを受けてしまう人も少なくありません。また、退職勧告を出された時に「今なら、退職金を満額支給」するなどという職場もあるようです。

 

家族との生活のため、自分が生きていくために「職業」はなくてはならないものです。しかし、「病気になったら、辞めてくれ」というような会社にお世話になる必要があるのでしょうか？職場が原因で適応障害になった場合、第三者（上司のセクハラやパワハラ）などが大きく関与している場合には、労災を申請することも一つの手段です。