適応障害と復職への不安
適応障害の療養のために休職してる間は、リハビリとして健康的な生活を送っていますが、休職期間が終わりに近づき復職することに不安を覚える人が多きのも理解できます。
本当は、復職できることは当事者も嬉しいはずです。でも・・という不安について見ていきましょう。
復職の不安とは
やっと仕事ができるようになるまで回復したのに、拭えない不安とは一体何か。
その不安は「また再発するんじゃないか」ということです。
復職している段階で部署の上司や同僚に迷惑かけているため、出勤した時の冷めた目線で見られるのではないか?ということを想像してしまうのです。
医師から復職できるた診断されても、復職して6カ月以内に適応障害の症状が出てしまい、また休職に陥ってしまう率は高いというデータがあるように、会社側もとても慎重な対応が求められます。
その不安を拭うためにどんな環境なら自分は働けるか医師やカウンセラーとしっかり相談をして、復職の前の総務や人事担当者との面談があれば部署を変えてほしいのか、転勤が望ましいのか?会社の規定に基づいて判断されたほうが良いでしょう。
完璧にやらなければという考えを捨てる
復職したら、以前のように仕事の成果を出す。という考えを捨てることをおすすめします。
この考えが不安の原因であれば、復職してもまた適応障害の症状が出て再休職になる可能性があるからです。
経験上、復職して最初の仕事は資料室にこもって不要な資料と必要な資料の整理をしていました。
これが午前中の仕事。午後は資料室のパソコンを使って資料をスキャンしたり不要の資料を別のファイルに移すことを1年くらいやっていました。
最初は「自分は会社のお荷物」と思いながら仕事していましたが、1年近く資料の整理を仕事しているとAという資料を必要としている社員さんに短時間に資料を渡すという仕事が増えてきて、ほんの少しのコミュニケーションが取れるようになってきます。
簡単な軽作業から始めることで復職の不安を取り払えるはずです。
まずは自分のプライドを捨ててみてください。プライドを捨てても死ぬことも惨めになることは決してありませんから。
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