適応障害ですぐに退職する場合

適応障害ですぐに退職する場合

適応障害で退職する

適応障害を発症して、休職や退職を考える人は少なくないと思います。適応障害の原因が職場にあるのであれば、会社に行くことはストレス因子に触れることであり、悪化や再発のリスクを高めることにもなります。

 

適応障害の治療はストレス因子から遠ざけることが最も有効だということが分かっており、「職場に行かない」ということが最善の選択肢になることも少なくありません。（※仕事が直接の原因となっていない場合に関しては仕事をすることが可能なケースもあります。）

 

職場環境が合わなくて退職するケース

職場の環境が合わなくて退職を選択する場合には「診断書」を持って退職の旨を伝えるとスムーズなように思えますが、自主退職の場合には退職金が減額される可能性があります。

 

なかなか会社は、自社が不利になってしまうことは避けるために自主退職の方向で手続きを進めていくケースが多いようで、退職を決意される前に今後の資金についても一度考える必要があります。

 

しかし、退職をすると失業保険の受給対象になるので、働かなくなっても一定期間は失業給付金を受け取ることができます。経済的な負担を軽減できる点では安心できると思います。

 

適応障害で退職後、再就職できる？

適応障害で退職してから、その後、再就職して新しい環境で出発することはできるのか？

 

そんな不安を胸に秘めている方も少なくないでしょうが、一般的には適応障害はストレス因子を取り除くことで半年後には症状が解消されるものです。だから、診断を受けて治療が終結してしまうと比較的予後は良好に生活を営むことができます。しかし、適応障害を発症した人に言えることはストレスを抱えやすいタイプの人であることには変わりなく、ご自身でストレスコーピングを行うことが必要です。