大学生の就活と適応障害
大学生の就活状況
就職難といわれていた時代と比べると、大学生の就職率は2016年7月末で内々定が72.7%に対し2017年6月末の時点では内々定が73.3%と1ヶ月早い進捗になっています。
2016年3月に大学を卒業した人の就職率は97.3%と高い数値となっています。しかし、この高い水準の裏には理由があります。進学を希望した場合や家事手伝いを選んだ人、公務員試験を受けるために勉強している人も含まれているからです。大学を卒業してしまった時点で、新卒ではなく既卒となって就職には不利と考えられる事から、就職が決まらない場合には留年をわざとしてみたり、大学院へ進学をしてみたり、公務員試験を勉強したりする方法をとっている人がいる実態があります。そうした人は、母数に含まれませんので、就職率だけみるととても高い数値になっているのです。
就活と適応障害について
学生時代に適応障害になってしまった場合に、適応障害の原因が大学内の人間関係や大学の方針と合わないといった場合には、職場という新しい環境に移ることにより症状が改善する可能性も考えられます。適応障害はうつ病と師がいますので、適応障害の原因となっているストレスから開放されれば6ヶ月程度で軽減されるといわれています。
しかし、うつ病やその他の精神疾患を患ってしまった場合には大学生から就活をし、就職するというのは困難な場合もあります。もし、精神疾患障害者福祉手帳を持っていると言う事であれば障害者枠での求人に応募する事が可能です。障害者枠の採用の場合、通院や病気の症状の配慮と言ったこともあります。適応障害から症状が悪化してしまい、他の疾患も併発してしまった場合に精神疾患障害者福祉手帳の取得や障害者雇用での就職というのも検討してみる価値はあります。