適応障害と不登校
適応障害の心因的要素の事例の1つをあげると、カバンにはその日の授業の教科書・制服を着て外に出るために玄関で出ると体が氷のようにかたまって動けなくなる。結果不登校になるという不安障害のうつの状態が心を支配している場合があります。
学校に行きたくても体は学校に行きたくないという拒否反応を起こす不思議な現象です。
適応障害だから不登校になるのか?
担任の先生が嫌い。いじめられる恐怖から学校自体が原因で適応障害が引き起こしていたら、不登校になる可能性は高いでしょう。
学校以外のフリースクールや学習塾では普通に通えて勉強ができるのに学校には行けないという「新型うつ」の傾向と同じで、自分が苦手な環境から離れれば体も心も不安とストレスから解放されて元気になる症状と同じです。
不登校の子ども達のなかには家ではマンガを読んだりテレビを見たりしているのかもしれませんね。
無理に学校に行かせてはダメ
家でゲームばっかにやっているぐらいなら学校に行きなさい!と無理やり学校に行かせようとする気持ちはすごく分かります。
しかし、適応障害の特徴は苦手要素が家にないから元気なだけで、学校に行くということは苦手要素が多い環境に行くことです。
まず学校のどの要素が不登校を引き起こしているのか、子どもに聞くか専門医によるカウンセリングをしたり本人の苦しみを表に引き出す必要があります。
苦しみが何のか?把握しないと対応策が見つからないからです。まずは苦手要素や子どもが苦しんている何かを知ること。
知った上で環境調整に入るのです。転校をしたほうが症状が緩和するのか。今の学校でクラスを変えたりして子どもが通いやすい環境を学校側に理解してもらえるように促して学校側に協力も求めてみましょう。