適応障害の人はポジティブになれるのか
ポジティブ思考というのは、精神疾患とは縁遠いように思えないでしょうか。
無理やりなポジティブ思考では、逆に精神疾患になってしまう可能性もあるのですが、本当にポジティブな人というのは、精神疾患になりにくい傾向にあります。
それでは、適応障害になるような人というのは、ポジティブにはなれるのでしょうか。
精神疾患とポジティブ思考
ポジティブな人というのは、精神疾患になりにくい性質です。これはなぜかというと、ネガティブな人なら、不安を抱えたり、プレッシャーを感じたりするような場面で、ポジティブな人は、あまりそういった感情を感じることがないからです。プレッシャーというのは、そもそも失敗するかもしれないことを想定して感じているものです。しかし、ポジティブな人は、失敗してもいいやと開き直ったり、失敗すること自体を考えてなかったりするので、そういった思考にはなりづらいのです。
適応障害の人はポジティブになれるのか
思考というのは、それまで生きてきた中で癖づいたものでもありますから、簡単に変えるというのは難しいものでもあります。しかし、訓練でネガティブな人がポジティブ思考に変わっていくということは、可能です。
ただし、これまでの思考の癖を矯正するようなことになりますから、時間はかかります。徹底的にやれば、人によっては1ヶ月、場合によっては半年以上かかるかもしれません。
ポジティブ思考になるやり方は、そんなに難しいものではありません。単に、さまざまな不安について、考えないようにするだけです。しかし、適応障害になる人というのは、不安がよくつきまとっているものです。ですから、不安を感じた時に、別のことをして気分転換をしたり、良いようにとらえることで、徐々にポジティブ思考になっていくのです。