適応障害とプレッシャー
適応障害になりやすい人というのは、プレッシャーに弱いという特徴があります。プレッシャーに弱いために、適応障害をわずらうようなことがあるのですが、なぜプレッシャーに弱いと、適応障害になってしまうのでしょうか。また、プレッシャーとはどのようなものを指すのでしょう。
ここでは、適応障害とプレッシャーについて考えてみましょう。
プレッシャーとは
ここで言うプレッシャーとは、周りからの期待や、責任からくる重圧のことです。周囲から期待されるというのは良いことですが、それにプレッシャーを感じるというのは、期待に応えなければならないと思ってしまうからです。ここに、「周囲の目を気にする」とう適応障害になりやすい性格の特性も出ています。
また、ノルマがあるような仕事では、ノルマの達成ができていないことで、重圧を感じることもあるでしょう。会社によっては、怒られるようなこともあり、その場合ますますプレッシャーを感じてしまいます。
本来は、ネガティブな方向にプレッシャーを感じたほうがパフォーマンスは落ちてしまいますから、むやみに怒ったりするのはよくないのですが、会社の雰囲気的にそういう会社もあるでしょう。
プレッシャーを感じると適応障害になる理由
上記のようなプレッシャーを感じ、それが許容範囲を超えると、適応障害になってしまう人がいます。これは、そのプレッシャーから感じるストレスに耐えられないためです。また、周囲からの期待に応えられていないと自分が感じていると、ますますそれがストレスになり、適応障害になりやすくなってしまいます。
プレッシャーは適度なものであれば、むしろ励みになることもありますが、極度のプレッシャーは適応障害だけではなく、他の精神疾患を誘発することがあります。そのため、プレッシャーを感じやすい人は、あまり責任のあるような仕事、ノルマのある仕事は向いていないといえるのです。