適応障害と血液検査
うつ病など、精神疾患で、血液検査が1つの診断方法になることがあります。また、どんな精神疾患が疑われる場合でも、血液検査が行われることがあります。
精神疾患と血液検査なんて、特に関係がなさそうですが、なぜ血液検査が行われるのでしょうか。適応障害が疑われる場合でも、血液検査が行われることがあります。
ここでは、適応障害と血液検査の関係を考えてみましょう。
なぜ適応障害で血液検査があるのか
なんらかの精神疾患を疑って病院で検査を受ける場合、たとえ診察のときに適応障害の可能性が高いように思えたとしても、血液検査を行うことがあります。
特に大きい病院だと、血液検査が行われることが多い傾向にあります。
これはなぜかというと、一見適応障害に思われる症状が、もしかすると、何らかの身体的な病気である可能性もあるからです。
そのため、そういう可能性をつぶしておくために、血液検査が行われます。また、血液検査だけではなく、心電図なども行われることがあります。
特に、精神疾患で現れる症状の中には、心臓の病気と似たような症状があるため、そういった病気ではないかを確かめておくことは重要なのです。
血液検査と治療
血液検査や他の検査の結果、適応障害の症状がいくつか出ていて、且つ身体的な異常はないと考えられるときは、適応障害の治療を行なっていくことになります。
この治療自体は、大きな病院で行なっても、小さな診療所で行なってもあまり変わりはないでしょう。
ですが、前述のとおり血液検査や心電図で、身体的な病気の可能性を探ることは、大病院ではよく行うことですが、小さな病院では省略されることが多いのです。
ですから、もしも身体的な病気の不安もあるなら、検査は大きな病院でお願いした方が良いのかもしれません。