適応障害に使われる治療薬とは
適応障害に使われる薬の種類
適応障害に使用される薬には、抗うつ薬や抗不安薬が用いられます。これらの薬で効果が期待できない場合には三環系抗うつ薬が使用されることもあります。精神科病院を受診する人の10%は適応障害だと言われています。適応障害の治療には薬は必要なものですが、個人の生活環境や症状、持病や既往歴によっても使用できる薬は限られてしまいます。
適応障害の患者さんに使用されることの多い抗不安薬
適応障害の患者さんに多く用いられている薬が抗不安薬というものです。過度な不安や緊張によって行動や精神面に問題が生じているので、心身ともにリラックスできるような薬が処方されます。
しかし、精神科病院で処方される薬は「強い」「薬なしにはダメになる」という薬の強さや依存性を心配して服薬をためらう患者さんも少なくありません。
薬にやる不信感を抱えている方は、医師や薬剤師に相談し、薬の効用や量、副作用などについても理解を深めることをおすすめします。できるだけ安心した気持で治療に専念できるように、小さな不安も一つ一つ解決することが大切です。
抗不安薬と副作用
適応障害の治療に使われる抗不安薬ですが、治療に効果があるのは確かですが、副作用についても十分な理解が必要です。
お薬の副作用は人それぞれ異なりますが、抗不安薬を使うとふらつきや眠気を主症状とする人が多く見られます。そのため、服用中のお車の運転や機会操作などは控えなければなりません。
お仕事をされている方は、上司へ相談し、休養をとるか、職務の変更を行うことが必要になります。適応障害と上手に付き合うには、お薬を適切に使用すること、別の症状が出た場合には医師や薬剤師に相談することが大切です。