適応障害とがん
がんというのは、とてもショッキングな病気ですよね。がんだと言われたら、誰しも驚いてしまうでしょうし、その治療も容易なものではありません。
適応障害になるきっかけというのは、さまざまな要因が考えられますが、実はがんもその要因になり得るというのはご存知でしょうか。
ここでは、適応障害とがんについてご説明していきます。
がんだと診断されたら
がんだと診断されたら、その病状や治療計画によっては、それまでの生活とはがらっと変わった生活をする必要がでてきます。また、がんであるということ自体が、なかなか受け入れられないということもあるでしょう。
つまり、がんだということに適応できないということです。意欲的に治療に取り組み、回復を目指しているような場合には、なかなかそういったことはありませんが、がんだというショックに飲み込まれてしまうと、さまざまな精神疾患にかかってしまうという人もいます。
がんと適応障害
前述のとおり、がんであるという現実を受け入れられなかったり、その状態に適応できない場合、心を病んでしまうという人も少なくありません。
がんをきっかけに適応障害になってしまうという人もいます。適応障害だけではなく、うつ病や不安などの症状が出るという人もいるでしょう。
こういった場合は、がんの治療とともに、精神的な治療やサポートも必要になってきます。なぜなら、心が弱ってしまうと、がんの治療自体も難しくなることもあるからです。
がんで適応障害になってしまったという場合、がんの病状が良くなれば、自然と適応障害もよくなるというケースもあります。いずれにしても、適切な治療が必要なことは変わりありません。
また、家族など近しい関係にある人のサポートも、がんにとっても適応障害にとってもとても大きな意味を持ちます。