仕事が原因で適応障害になる場合

仕事が原因で適応障害になる場合

適応障害になってしまう原因は、ストレスです。そして適応障害では、そのストレスの素が何なのかということを具体的に特定できます。さらに、そこから身を離すことで、症状が落ち着くのが特徴です。

 

適応障害の原因の多くが、仕事からくるストレスなのですが、具体的には仕事上のどういったシチュエーションがストレスになり得るのでしょうか。

 

就職や転職などで、急に環境が変わった場合

新入社員で仕事を始めるときや、転職時に、適応障害を発症することがあります。これは、急に慣れない環境に身を置くことで、その環境にうまく適応できずに、それ自体がストレスになってしまっているというパターンです。

 

仕事の内容や人間関係が悪いわけではなくても、単に環境が変わったというだけで人はストレスを少なからず感じるものです。そういったストレスが耐えられる限界を超えたときに、適応障害になってしまいます。

 

人間関係がうまくいっていないとき

職場の人間関係がうまくいっていないときにも、適応障害を発症することがあります。苦手な人がいたり、いまいち職場の人たちと気が合わないと言う問題もあるでしょうし、上司が厳しいだとかいうこともあるでしょう。

 

また、意外かもしれませんが、周囲の人たちに好かれすぎていても、それがストレスになって適応障害になることもあるのです。

 

仕事が忙しかったり、責任に耐えられないとき

歳を重ねるにつれて、職場での責任というものはどんどん大きなものになっていきます。このときに、周囲の期待に応えられなかったり、その重圧に耐えられなかったりすると、それが原因で適応障害を発症することがあります。

 

仕事が元々できる人であっても、周囲から信頼されているという重圧に負けてしまうこともあるのです。

 

一見他の人から見ると、恵まれた環境にあったとしても、ストレスの感じ方は人それぞれだということです。