適応障害は真面目だとなりやすい?

適応障害は真面目だとなりやすい?

適応障害になりやすい人の性格の代表格として「真面目な人」というのが挙げられます。

 

適応障害に限らず、真面目の度が過ぎている人は、他の精神疾患にもかかりやすいと考えられています。

 

なぜ真面目だと適応障害になってしまうのでしょうか。

 

真面目な人が適応障害になる理由

真面目な人、特に真面目さが度を超えている人は、悪く言えば融通が利きません。そして、融通がきかない人というのは、ストレスを溜め込みやすい傾向にあります。

 

この融通がきかないというのは、他人に対してもあてはまるのですが、自分に対しても融通がきかないところがあり、そう言った方は「こうするべきではない」というルールに縛られているのです。

 

それがどう適応障害に関係するかというと、まずは、そのルールとは異なることを周囲がしている場合、そしてそれが特に間違いとは捉えられていない場合、真面目な人というのは大変ストレスを感じます。

 

他にも、仕事が忙し過ぎて体を壊しかかっているのに「仕事は休むべきではない」「自分が休んだら周囲が困る」という真面目な自分ルールがあると、ストレス状態にあっても休息をとることができず、結果、適応障害になるまで休むことができなかったりします。

 

真面目な人が適応障害と向き合うには

すべての真面目な人がそうだというわけではありませんが、真面目な人というのは、自分が精神疾患になることにすら罪悪感を感じたりします。

 

そうなってしまうと、精神疾患を甘えととらえて、治療をしなかったり、無理に出勤したりということもあるでしょう。

 

真面目さが原因で適応障害になっていると考えられるとき、体が限界だから休むように言っていると自覚することが必要です。

 

また、カウンセリングなどを通じて、どういう場面で真面目さを発揮して、どういう場面で自分を許すべきなのかということについても、学ぶ必要があるでしょう。