適応障害とリワークプログラム

適応障害とリワークプログラム

「リワークプログラム」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。これは、精神疾患にかかってしまって休職や退職をした方の職場復帰を目指すためのプログラムのことです。

 

もちろん、適応障害で、休職・退職をした人も、このリワークプログラムに参加することができます。

 

ここでは、適応障害とリワークプログラムについてご説明していきます。

 

リワークプログラムで何をするのか

リワークプログラムは、精神疾患で休職・退職をした方向けの、復職支援です。

 

しばらく仕事をしていないと、仕事をする時間のリズムに体は慣れてしませんし、すぐに復職するというのは、不安を感じる人もいるでしょう。職場復帰したいと思っていても、怖くてできないという場合もあります。

 

こういった方が無理に復職をすると、適応障害が再発してしまう可能性があります。それを予防するために、まずはリワークプログラムで、生活リズムを整え、復職への自信をつけていくということをするのです。

 

適応障害とリワークプログラム

適応障害になってしまうと、うつ病などに比べると回復がしやすい傾向にはあるのですが、人によってはかなり長年治療が長引いてしまうことがあります。

 

しかし、リワークプログラムを治療の一環として取り入れることで、適応障害の人の復職率をアップする効果が期待されています。

 

同じような精神疾患にかかっている方と、このリワークプログラムで出会えるというのも、一緒に頑張るというモチベーションアップのためにはいいのかもしれません。

 

適応障害で休職・退職をしてしまったという方は、一度主治医の先生にリワークプログラムについて相談してみてはどうでしょうか。復職に対しては、まだ許可が出ないかもしれませんが、リワークプログラムであれば可能な場合もあるはずです。