適応障害と農業
適応障害と仕事
適応障害は誰にでも起こる可能性のある疾患ですが、なりやすい性格の人がいるのも確かです。どのような分野の仕事がむいているのかを考えて生きます。やはり、適応障害になりやすい人というのは融通が利かずに、頑張り屋さんでいわゆる真面目といわれるタイプです。ミスをすれば落ち込んでしまい、切り替えが苦手という傾向にあります。
ストイックに物事に取り組むということはとてもよいことですが、あまり物事をストイックに取り組んでしまうと、切り替えしがきかない状態が起こってしまう可能性もあります。
社会生活を行っていくうえで臨機応変に対応すると言う事が求められます。仕事をしていれば、トラブルが起きて直ぐに対処をしなければならなかったり、理不尽な事で怒られたり、キャパオーバーするような仕事量を渡されたりといろいろな事がおこるのです。そうした事に、ストイックな性格の人が耐えられればよいのですが、上手くストレスを交わす事が出来ないと適応障害に陥ってしまう可能性があります。
適応障害と農業について
適応障害を発症してしまいそうな性格を持ち合わせている人は、どのような仕事が向いているのでしょうか。あまり、臨機応変に対応しなくても住むような工業のスタッフ、事務職（一般事務・営業事務）、ライター、デザイナー、警備員、清掃員、調理師、農業、林業といったものがあげられます。
こうした中で、障害者が農家で働く「農福連帯」という取り組みが国の支援も含めて行われています。また、農業は心の病を改善する効果もあるようで、心の病は多くの場合人間関係が絡んできます。当然、農業も全く人と関わらないというわけでは有りませんが、土や農作物をお相手に仕事をしているわけですから、人間関係の摩擦なども少なく適応障害の人には適している職業の1つになっています。