適応障害と営業職
適応障害を発症する原因の1つに、職場での業務内容が自分に合っていないことというのが挙げられます。それでは、営業職というのは、適応障害の人に適しているのでしょうか。
ここでは、適応障害と営業職について考えてみましょう。
営業職は適応障害の人に向いているか
適応障害になる人というのは、真面目で責任感が強く、人の目を気をするといった性格の人が多いようです。また、NOと言えないという性質も持ち合わせています。
ただし、そういうプレッシャーからくるストレスには弱いのです。これは、周囲からの評価を気にしすぎたり、自分への評価が厳しいためかもしれません。
そんな適応障害の人に営業職が向いているかどうかというと、どちらかと言うと向いていない場合が多いでしょう。営業職というのは、たとえ役職についていなくても、ノルマがあったり、営業成績がそのまま給料に反映されたりします。
また、人と接することも多く、営業先に常に気に入られなければならないというプレッシャーもあります。
実際、営業職でのノルマ達成ができずに苦しんで、適応障害になってしまったり、そのことで上司から怒られたりして、病んでしまうという人も多いのです。
適応障害の人は営業職はできない?
特に営業職が好きでやっているというわけではなければ、適応障害の人は転職して別の事務職などに転向した方がいいかもしれません。特に、仕事が理由で適応障害になった場合は、自分に合った仕事はどういうものかを考えてみた方がいいでしょう。
ですが、営業職が絶対にできないというわけではありません。例えば、ノルマが厳しくなく、職場環境が良好で、穏やかな会社であれば、営業職でも可能でしょう。新規開拓するような営業職でなければ、すでにある取引先との営業になるので、そういうものもいいかもしれません。
また、営業事務として、営業の人をサポートするような仕事は、適応障害の人に向いていると言えます。