適応障害と周りの対応
会社などの対応
適応障害で症状が出るのは、基本的にそのストレスを前にしたときだけと言う事です。つまり、ストレスを感じる事の無い場面では異常がない健康な状態だったりします。こうした事は、適応障害が甘えであるという誤解を生じさせてしまうのです。会社側はそうした態度に対して、理解を占めしておく事がたいせつです。
また、休職をした場合に休む事に対する罪悪感が生じたり、無気力、自己嫌悪、生活リズム、孤独、収入面での不安といったものもあります。そうした不安を抱えながら休職をして復職をした場合には、勤務時間の緩和や、本人と主治医に相談の上仕事量の軽減と、部署異動といった対応もかんがえていかなければいけません。
周囲の対応
適応障害になってしまった人への接し方や対応についてですが、仕事が原因で適応障害を発症してしまった場合には原因となっているストレスからなるべく離してあげるということが重要です。仕事が原因であれば、残業などは出来るだけさけて仕事が終わったら仕事の話やメール等は控えるようにしましょう。また、休日も仕事の事を考えるような配慮は必要になってきます。
家族や友人といった方の場合には、本人が辛くないと言う事であれば一緒に外出をしたり、仕事の事を考えずにリフレッシュできるような場所に行くことを提案してみてください。なるべく、本人をストレスを感じる環境から離してあげると言う事が、回復の鍵となります。
また、適応障害を発症する人は甘えるという行為をあまりもちません。責任感が有り、真面目にストイックに精一杯努力をしている人が多くいます。その為、努力を認めてあげると言う事はとても重要です。
言葉かけに関しては「少し気を張りすぎだから、少し力抜いたら。」「何も考えずにゆっくり休みなよ。」というように声かけをして、決して「頑張れ、ここが踏ん張りどころだぞ。」などというような発言はしないようにしましょう。